ヘアマニキュアとヘアカラーの違いは?
ヘアマニキュアは髪のキューティクルを開かずに、キューティクル3層構造の最下部(通称:エンドキューティクル)の表面をコーティングするように色を付けていきます。
一方、ヘアカラー(酸化染毛剤)は髪のキューティクルを開き、毛染め剤を髪の内部まで浸透させます。そしてメラニン色素を分解・ブリーチするのと同時に、内部で染料同士を結びつけ髪を染めていきます。
通常のヘアカラーは白髪を染めませんので、白髪を染める際は白髪染め剤(白髪専用のヘアカラー)を使う必要があります。
ヘアマニキュアとヘアカラーどちらがおすすめ?
それぞれにメリット・デメリットがありますので、一概にどちらとは言えません。
ヘアカラーは持続性はありますが、髪が伸びてくると生え際や分け目の辺りに白髪が目立ってきてしまいますので、マメなお手入れが必要になります。
ヘアマニキュアはシャンプーをする度に徐々に色が落ちていきますが、低刺激で手軽なので白髪が目立ってくる度に染められるというメリットがあります。
ですので、白髪がまだ少ないうちは髪にも体にも優しいヘアマニキュアを使うことをおすすめします。白髪が増えてきてしまったらヘアマニキュア・ヘアカラーを併用する方法がよいでしょう。
ヘアカラーの回数を多くしてしまうと頭皮や髪への負担が大きくなってしまいますので、ヘアマニキュアでカバーをするといった感じです。
両者の持ち味をうまく組み合わせながら白髪を染めていくのが理想的な方法だといえるでしょう。
ヘアマニキュアとヘアカラーのメリット・デメリット
ヘアマニキュアのメリットは、髪の表面をコーティングするだけなので頭皮や髪を傷めずに染めることができます。
また白髪染め特有の刺激臭がなく、1剤・2剤と混ぜ合わせる必要もないので手軽に染めることができます。
デメリットは、メラニン色素を脱色して髪を染めている訳ではないので2〜3週間で色が落ちてきてしまいます。
一方、ヘアカラーのメリットは、カラーの持続期間が長いことです。
髪の内部からしっかり染めますので、約1ヶ月から2ヶ月は持ちます。
デメリットは髪や皮膚に対する刺激が強く、どうしても髪を傷めてしまいます。また、アレルギー反応で人によっては、頭皮がかぶれてしまったりする危険性があります。